在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

門出を裏から眺めつつ

1月8日、穏やかに晴れていた仙台です。

今日は各地で成人式改め、二十歳を祝う行事が

開催されていましたね。

 

実は私も、県内のとある町の会場に居りました。

とは言っても、祝福される年齢はとうの昔に過ぎています。

お世話になっている方のアシスタントとして、

裏方的な業務をお手伝いしていたのでした。

 

私の経験した(ン年前の)仙台市の成人式は、

大きな体育館に数千人を集めて一斉に行うものでした。

正直なところ、「人、人、人」の印象ばかりで、

実行委員の皆さんのアトラクションなどは

あまり覚えていないのですが、

今日お邪魔したところは規模の小さな町だったので、

「密」でもなく、おおむね和やかなムードで、

好感を持って眺めていました。

 

今思うと、仙台市の成人式会場でもみくちゃにされていた

当時の自分は、「大人」に片足も踏み入れていなかったな、

とつくづく感じます。

今も大して進歩していませんが、精神的に幼さが目立ち、

身分的にも放蕩学生でしたから…。

今日、ひとつの町の式典会場を俯瞰し、

色々な二十歳のありようを目の当たりにしてみると、

きちんと「大人」の振る舞いをできている人たちの

多いこと多いこと。何だか恥ずかしくなりました。

 

到底無理な話ではありますが、

大人の一歩を踏み出すお祝いをしてもらうならば

「今」なんじゃないかな、と思います。

人生いろいろあり過ぎつつ、個人事業主として

ようやく歩みを進めだした今こそ、

「成人の自覚」を新たにする機会に

丁度良いのではないでしょうか…。

 

ええ、成長のペースは人それぞれですので。

私はあまりにも遅すぎ、

それによって失ったことも多いのですが、

今の二十歳に恥ずかしくない生き方を

少しずつ実践できればいいなと思った一日でした。

山を仰いでいます

1月7日、遠くの雪山が輝いていた仙台です。

 

仙台の場合、蔵王や船形連峰といった雪山を

中心部から拝むことは難しく、郊外からその姿を

探すことになります。書き出しも、高台にある

我が家の近所からの風景をもとにしたものです。

北部の泉区であれば、平地からでも

千メートル級の「泉ヶ岳」を

すぐに眺めることができますが、

仙台の街中で「山」はあまり

身近ではありません。

 

その点、岩手山を望む盛岡や、

立山連峰の迫る富山といった、

「山」の存在を近くに感じられる都市というのは

何とも魅力的に思えます。

富士を仰ぎ見る静岡、

桜島のそびえる鹿児島も然りでしょうか。

 

災害のリスクもありますが、

常に自然物を見上げる環境に身を置くというのは、

人間として、

より謙虚に生きられるような気がするのです。

 

(あ、決して関東平野にどうこう言いたいわけでは)

 

なお…

山だ自然だと書いておきながら、

今日の私はそんな価値観と真逆のような過ごし方です。

 

車で郊外(山と逆方向)のイオンモールに出かけ、

初売り後の売りつくしセールを満喫し、

多少の散財をして憂さを晴らしたのでした。

 

ビバ乱開発!ビバ大量消費社会!

…と言いたいわけでは無いにせよ、

結局しっかりと恩恵に預かっております。

 

そんな実態の私が、

山を仰げよ、大地を褒めよと叫んでも、

まるで巨大な駐車場の片隅に掲げられた

「木を植えています」のようなもので。

 

…いや、イオンさんは実際に植林活動に

長年力を入れ、環境再生に寄与しているので、

この持ち出し方は不適切です。

www.aeon.info

 

 

それに、私が言いたかったのは、

「言行一致を徹底せよ!」という話ではありません。

 

むしろ逆で、

理想や哲学は確かにありながら、

それとかけ離れてしまう自分のことを

素直に認めてあげたいな、ということです。

 

言っていることとやっていることが違う、

と批判されることもあるかもしれませんが、

では実際の行いに合わせて自分の信念を

歪めてしまうこと

(「これは必要悪だから」みたいな言葉が典型ですね)、

あるいは理想にそぐわない自らの行動を

否定し続けること、

いずれにしても「つらい」し「もったいない」と、

聖職者とは程遠い私は思うのです。

 

 

今日も私は、

大量消費社会に肩まで浸かりつつ、

山を仰いでいます。

文化資本の持ち腐れ

1月6日、日差しに温もりを感じられる仙台です。

暦の上では一年で最も寒い時季に差し掛かっていますが、

来週からはしばらく暖かいとの予報も。

 

仙台市中心部では今シーズン、

雪が「しっかりと」積もった日はありません。

(※北部や西部では積もっています)

あまり降られても非常に困りますが、

あまりにも積もらないと不気味な気もします。

 

今日は午前中から、携わっているイベントの

打ち合わせがあり、その後は企画書作りなどを

進めているところです。

 

切羽詰まっている〆切はとりあえず無いので、

夜はゆっくりと身体を休めることを目指し、

このブログも午後の空き時間に更新しています。

金曜ロードショーでも観られると良いのですが。

お恥ずかしいことに、映画『ハウルの動く城』を

ちゃんと観たことが無いのです。

 

以前も書いたような気がしないでもないですが、

私はあまり映画を観てきませんでした。

スクリーンに足を運ぶのは、

少ない時には年に2〜3回ほど。

去年は特に映画を観なかった年でした。

 

sdjkai.hatenablog.com

↑あ、やっぱり書いてましたね。

 

以前、岩手県盛岡市に住んでいた頃は

自宅から徒歩圏の映画館によく通っていましたが、

それも今となっては昔のこと。

「観たくない」とは思わず、むしろ「観たい」気持ちは

大いにあるのですが、主にメンタル的な事情で

なかなか足が向かない状況が続いています。

 

仙台にはせっかく大きなシネコン

素敵な単館系もあるというのに、

貴重な文化資本を持ち腐れしているようです。

 

持ち腐れという意味では、

せっかく入ったAmazonPrimeすら

有効活用できていないことも気がかりですが…。

 

物書きとして、とにかくインプット不足を痛感する

今日この頃ですから、

メンタルのコンディションが改善しつつある

今年は、映画(館)に限らずあらゆる文化資本を活用し、

心の栄養を摂取しまくろうと思っています。

大大吉

1月5日、凍れる月影の落ちる仙台です。

帰り道の月があまりに綺麗だったので、

写真でも撮ろうかと思った矢先、

少し前を歩いていた人が

スマホを上に向けたので、

機会をお譲りしました。

 

今日はさすがに気合いを入れて仕事をしようと、

出先に向かう途中、以前から気になっていた

茶店でコーヒーをいただいたところ、

注文の際にマスターから

おみくじ(スピードくじ風)を引かせていただくという

サプライズイベントが発生。

 

開けば陽気な言葉の並ぶ「大大吉」で、

コーヒーは10円引きとなりました。

 

願い事は「すきにしてもOK」、

恋愛は「まちびときたる」、

ラッキー方角は「西」、

健康に至っては「そうけん もんくなし」

とのこと。

何だか元気が出ますね。

神社で引いた「一人じゃない」とともに、

心のなかに大事に仕舞っておきたいと思います。

 

sdjkai.hatenablog.com

定量目標を作ってみました

1月4日、快晴に近いながら風の強かった仙台です。

三が日は過ぎましたが、街中は普段の平日よりも

買い物客が多く、正月気分は色濃く残っていました。

 

今日は仕事初めということで、

首長や経営者らが「年頭の抱負」をお話しされていましたね。

我が県の知事は「DXに力を入れる」とのこと。

行政分野のデジタル化は、一県民としても

この職業としても恩恵が大きいので、

ぜひ頑張っていただきたいものです。

 

さて、一介の物書きである私も、

2023年をどのような一年として捉え、

行動していくかを宣言したい気持ちになってきました。

 

前回の『方針素案』でも少しだけ触れているのですが、

焦らず堅実に、よりも具体的な行動に移しやすい

定量目標を作ったほうが良いのでは?と思う次第。

 

ただ、しっくり来る目標というのは

すぐには思いつけないものですね。

何も「〆切」のある話ではないので、

これから一ヶ月くらいをかけつつ、

じっくりと考えてみたいと思います。

 

現時点で思いついているのは

以下のようなものです。

 

1ヶ月で家族以外の延べ30人以上の方とお話しする。

 

 →この仕事はコミュニケーションが肝要ですから、

  やみくもに人脈を広げたいとは思わないものの、

  色々な方とお話しする機会を大切にしたいです。

  できれば「ありがとう(ございます)」の

  回数を増やしていきたいですね。

 

1ヶ月に千ページ以上の読書を継続する。

 

 →本を読むのは好きで、これもまた

  私の仕事には欠かせない習慣ですが、

  だいぶ「ムラ」があるので、

  一定の読書量を保つ努力は必要でしょう。

 

毎日、体重計に乗る。

 

 →健康面が心配になってくる年頃になりました。

  市民健診もサボらずに受けて、

  健康な一年を過ごしたいものです。

 

1ヶ月に20回以上、当ブログを更新する。

 

 →毎日更新を目標に続けてはきましたが、

  ここのところ、

  「無理そうな日は、無理しない」という

  言い訳をして更新しない日も増えてきました。

  そんなことを言っていると「放置」が

  近づいてしまうので、一応3分の2は更新する

  努力目標を作っておきます。

  内容の巧拙は問いません。

 

と、言うわけで…

これらの目標を習慣化アプリに反映し、

月末に達成度を測れるようにしました。

私は「リズムケア」を使っています。

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あとは「リズムケア」の存在を

忘れ去ることが無ければ、大丈夫でしょう!

(大丈夫かな…)

方針素案

1月2日、ひんやりとしている仙台です。

朝方はサラッと雪化粧しましたが、

恒例の「仙台初売り」の出鼻を

くじくほどにはならなかったようですね。

コロナ禍前の水準には戻らなかったそうですが、

肌感覚としてはかなりの活況でした。

 

私と言えば、箱根駅伝を観ながら

惰眠をむさぼる「寝正月」を過ごした後、

初売り終盤の街をぶらつき、

関西から帰省してきた友人と町中華

一杯やってきました。

何と平和なお正月でしょうか。

濃い味の中華料理にビールの合うこと合うこと。

 

一方で、友人と会うまでの間は、

フリーのライターとして今年をどのように

生きていくか、一人ブレストをして

うんうん考えておりました。

 

結論は、

あまり出しゃばるような真似をせず、

当たり前のことを焦らず堅実に行きましょう、

ということです。

 

特に私は焦るとろくなことが無いので…。

 

これから「結論」を具体的に実践できるよう、

もう少し考えてみようと思います。

一人じゃない

年も明けまして1月1日、

雲の多いながら穏やかだった仙台です。

沿岸からは美しい初日の出を拝めたようですが、

今回は朝寝を優先させました。

後で写真を観ると「来年は…」と

思ってしまうのですが、

さて、1年後の私はどうするでしょうか?

 

 

一年の計は元旦にあり、という言葉を

意識していたわけではないのですが、

今日は朝から原稿に集中できました。

 

意味は違いますが、「書初め」です。

音楽を聴きながら、

いつもより筆は滑らかだったように思います。

 

午後からは近所の神社と寺院(隣接しています)に

初詣に出かけました。個人的には、元日のうちに

手を合わせに行くのは極めて異例です。

 

したがって、元日の参拝客の多さというものを

今回初めて、身を以て実感したのでした。

寺院の方では無事、合掌することができたのですが、

神社の方はあまりにも行列が長く、

本殿への参拝を断念しました。

お賽銭代わりに高めのおみくじを求めたので、

ご容赦いただけたでしょうか。

 

おみくじには

「一人じゃない」と書かれていました。

 

他にも、

「恋愛:あせるな」

「仕事:準備を怠るな」

などなど、

今の自分にとって核心を突く内容を多分に

含んでいましたので、吉の程度によらず、

自戒として大切に覚えておこうと思います。

 

「一人じゃない」というと、

今になっては使い古されたフレーズのようにも

感じてしまいますが、

孤独感に弱く、思いつめやすい性(さが)の

私にとっては、

しつこいほど自分に言い聞かせなければならない

言葉の一つですね。

 

いつも支えてくださる家族や友人知人、先輩方、

取引先や取材先の皆さまなどへの感謝を胸に、

少しでも報いるような生き方をしたいと思います。