在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

門出を裏から眺めつつ

1月8日、穏やかに晴れていた仙台です。

今日は各地で成人式改め、二十歳を祝う行事が

開催されていましたね。

 

実は私も、県内のとある町の会場に居りました。

とは言っても、祝福される年齢はとうの昔に過ぎています。

お世話になっている方のアシスタントとして、

裏方的な業務をお手伝いしていたのでした。

 

私の経験した(ン年前の)仙台市の成人式は、

大きな体育館に数千人を集めて一斉に行うものでした。

正直なところ、「人、人、人」の印象ばかりで、

実行委員の皆さんのアトラクションなどは

あまり覚えていないのですが、

今日お邪魔したところは規模の小さな町だったので、

「密」でもなく、おおむね和やかなムードで、

好感を持って眺めていました。

 

今思うと、仙台市の成人式会場でもみくちゃにされていた

当時の自分は、「大人」に片足も踏み入れていなかったな、

とつくづく感じます。

今も大して進歩していませんが、精神的に幼さが目立ち、

身分的にも放蕩学生でしたから…。

今日、ひとつの町の式典会場を俯瞰し、

色々な二十歳のありようを目の当たりにしてみると、

きちんと「大人」の振る舞いをできている人たちの

多いこと多いこと。何だか恥ずかしくなりました。

 

到底無理な話ではありますが、

大人の一歩を踏み出すお祝いをしてもらうならば

「今」なんじゃないかな、と思います。

人生いろいろあり過ぎつつ、個人事業主として

ようやく歩みを進めだした今こそ、

「成人の自覚」を新たにする機会に

丁度良いのではないでしょうか…。

 

ええ、成長のペースは人それぞれですので。

私はあまりにも遅すぎ、

それによって失ったことも多いのですが、

今の二十歳に恥ずかしくない生き方を

少しずつ実践できればいいなと思った一日でした。