在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

黒歴史をまろやかに

2月4日、立春

予報よりも気温が高く、降るものは雨だった仙台です。

花粉の飛散情報や桜の開花予想も発表されるようになり、

春本番が待ち遠しくなります。

 

今日のメインイベントは、

高校時代の同級生・恩師と楽しい時間を過ごすことでした。

10年以上も連絡を取っていなかった同級生に

街で声を掛けられ、思わぬ再会を果たしたのをきっかけに、

時々「一緒に遊ぼう!」と呼んでもらえるようになったのです。

 

今回は、首都圏から帰省してきた別の同級生親子とともに、

隣のクラスの担任で、現代文の授業でお世話になった先生と

再会を果たし、あれこれ懐かしい話題も含めて

話に花を咲かせました。

 

ところで、「黒歴史」という言葉があります。

端的に言えば、振り返りたくない過去の自分、でしょうか。

幼い頃から情緒不安定で、言動にも危なっかしさを伴っていた

私は、生きることはすなわち「黒歴史」を量産して歩くようなもの。

特に10代の頃は今からすると目も当てられないことばかりで、

きっと(部活動の友人など、本当に身近だった人はさて置き)

多くの同級生からろくでも無いやつだと思われていたに違いない、

と信じていました。

 

20代も、何なら三十路になってもろくな事をしていませんが。

 

それはさて置き、「黒歴史」のてんこ盛りで

振り返りたくないシーンの多い高校時代について、

10年以上も連絡を取っていなかった同級生や恩師と

楽しく語らえている自分に改めて驚かされるのでした。

しかも、今日再会を果たした同級生は、

私からすると、いつも遠くからクスクス笑っていたような、

…そんなに陰湿な話ではなく、笑われるようなことをした私が

悪いのです…そういった印象さえあった方なのですが、

今回の再会で、当時からの一方的でネガティブな印象を

見事に払拭することができました。

完全な被害妄想でしたね…すみません。

 

私が色々とやらかして、周囲に迷惑をかけてしまった

事実というのは、もう変えることはできません。

思い出すだけで胃が痛む「黒歴史」ではあるのですが、

その後の人生で、苦みだらけだった思い出の風味を

少しまろやかにもできるのだな、と実感した一日でした。

 

もちろん、今日も新たに「やらかし」ましたけれどね。

ご愛嬌です…。