花のゆとり世代
9月17日、湿度が上がってきた感覚のある仙台です。
大きな被害が心配される状況ですが、
人命だけは奪わずに過ぎ去ってくれることを祈ります。
私の方は締め切りを控えて繁忙期を迎えていますが、
事前の予想通り、今日は仕事以外のことも捗りました。
余暇の時間が普段よりも充実していた気さえします。
それはそれで良いのですが。
気分転換に出かけた市内の図書施設(≠図書館)で、
哲学研究者の永井玲衣さんによる『水中の哲学者たち』を
半分ほど読みました。
著者は哲学対話のファシリテーターをされています。
身近で、それゆえに普段は見過ごされがちな、
誰も答えを持たない「問い」。学校や地域など、
様々な場所や参加者で行われる問いを通じて、
哲学の面白さ(と、分からなさ)を描くエッセイです。
私たちが生きている世界の分からなさ、
「誰かが答えを持っている」世界の不自由さ、
変わるのを恐れないことで得られる豊かさ……
ウンウンと頷きながら読みました。
買っていない上に半分しか読んでいませんが、
いつか著者の哲学対話に参加したい!と思いましたし、
素直に「哲学って、いいな」という感情が起こりました。
奥付によれば著者は私とほとんど同年代ということも、
今の自分には刺激になったのでした。
そう、そろそろ自分たちの年代は、それぞれの持ち場で
社会をゆるやかに動かしていく要を担う時期に
差し掛かっているのですよね。
同年代と言えば今夜、他県の親類が私と同い年の
シンガー・ソングライターのライブを観て、
なかなかご満悦のようです。
私も、頑張りましょう。
やってやりましょう、ゆとり世代。