在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

明日からも、生きる。

7月28日、七十二候では「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」だそうです。

毎日のように蒸し暑いと書いていますが、蒸し暑さはこれからが本番でしょうか。

 

今日は大切な身内を悼む日でした。

このところ明るい話をできていませんが、

今日という日が重くのしかかっていたからかもしれません。

 

冷静に考えると、単に日付が同じというだけです。

ちょうど1年という日に意味をもたせること自体に意味があるのか分かりません。

明日から急に何かが変わるということも無ければ、

いわゆる「喪が明ける」ということでも無いでしょう。

(何かを意識的に自粛していたこともありませんし…)

家族からは「今日から前を向こう」と声をかけられましたが、

言われた私も、言った家族もしっくり来ていない感じでした。

 

結局のところ、自分が昨日まで心配していたほどには、

日付に意味は無かったのだろうと思います。

 

ただ、この蒸し暑さや蝉しぐれ、激しい雷雨といった

「この時季」を感じる様々な事象から、

昨年の今頃を思い出すことは今後もありそうです。

 

来年の今日、私は何を思っているのでしょうか。

とりあえず、明日からも生きていきます。

 

今日までそして明日から

今日までそして明日から

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自分の機嫌を取れない問題

7月27日、雨上がりの日差しが強烈だった仙台です。

高校野球宮城県大会は決勝戦仙台育英高が甲子園出場を決めたとのこと。

夏本番を感じる話題が増え、今日お邪魔した取材現場でも、

夏休みムードを感じる光景を見ることが出来ました。

 

楽しげな人たちを見て、ふと思ったのです。

「あれ?最近、『仕事以外に』楽しいことをしていないな?」と…。

 

これは個人的に、由々しき事態です。

仕事の方が充実しているのは悪くないことですが、

それ以外は(家のことはしつつ)ボーッと過ごすか寝ているかという状態。

せっかく「暇」はあるのに、全く有効に使えていないことに気づきました。

 

どうしたら良いのでしょうね…。

 

そもそも趣味らしきものが少なく、我ながらつまらない人間だと思います。

体を動かすことも、文化活動も好きなのですが、

気づけば最近は「これ」ということに取り組んでおらず。

 

暇ができるとメンタルが落ち込みやすく、自分のために時間を使うという

モチベーションが働きにくいのが原因かもしれません。

 

積年の「自分の機嫌を自分で取れない問題」です。

仕事以外の方法で自分を喜ばせることを意識して行わなければ…。

時はめぐりまた夏が来て

こんにちは。相変わらず蒸し暑い日の続く仙台です。

午前中の仕事場は仙台駅前だったのですが、

駅構内に「仙台七夕まつり」の吹き流しが飾られていました。

祭りは8月6〜8日なので少々早い気もしますが、

暗い話題ばかりの世相でも街が彩られると気分も少し晴れやかになります。

 

七夕飾りを見ると思い出すのは、

ご当地ソング青葉城恋唄』です。歌唱は言わずとしれたさとう宗幸さん。

歌い出しの「広瀬川」は年中流れていますが、個人的には2番の歌詞、

「七夕の飾りは揺れて」の印象が強いでしょうか。

青葉城恋唄

青葉城恋唄

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さとう宗幸さんと言えば、宮城県では地元民放ワイド番組の顔として長年活躍し、

青葉城恋唄』は仙台市民の愛唱歌と言っても良さそうな存在です。

最近では、仙台駅の東北新幹線の発車メロディにも採用されていますね。

私もカラオケに行けば「発声練習」と称して冒頭に必ず歌い、

ご本人に怒られそうなくらい大げさにビブラートをかけながら愛してきました。

 

ただ、小説にしても絵画にしても、年齢を重ねると受け取り方が変わると言います。

私にとっての『青葉城恋唄』も、意味合いや抱く感情が随分と変わりました。

世情の関係でカラオケも随分ご無沙汰ですが、

今までのように笑顔でビブラートをかけて歌い切る自信はもうありません。

 

「時はめぐりまた夏が来て」…

曲のような儚く美しいエピソードは持ち合わせていませんし、

過去を美化するつもりもサラサラ無いのですが、

そうは言っても、人生、きれいな曲に乗せて美化するくらいでなければ

向き合えない経験というのもあるかもしれないですね。

 

とにもかくにも、時はめぐりまた夏が来てしまいました。

影響されやすいままに

7月25日、気温というよりも湿度の高さを感じる仙台です。

今週は公私ともに気合を入れて臨む必要のある予定が入っています。

バテないように(主に気持ちのほう)頑張りたいところです。

 

午前中は市内で経営者の方に取材をさせていただきました。

当地ではかなり先進的な手法を駆使してビジネスを

展開していらっしゃる様子には、素直に「カッコいい!」と思わされます。

ちょうど同世代の方ということもあり、

自分もこうはなれないにせよ、「カッコいい」と思ってもらえるような

生き方を実践できたらいいな…と考えさせられました。

メンタルヘルスに頭を抱えているうちは厳しいですが、それはさて置き。

 

せっかく、カッコいい同世代に影響を受けたのだからと、

さしあたって経営学の基本書を買い求めました。

今後ビジネス分野の取材が増えそうだということもあり、

基本的な理論や用語を知っておくと、「カッコいい」方々と

もっとお話が弾むのではないか、という(見え透いた)魂胆です。

 

私は非常にミーハーな人間で、それはそれでどうかと思いますが、

人に影響されるということ自体にマイナスのイメージはありません。

むしろ自分が少しでも変わる好機とさえ思っているので、

これからも色々な方から影響を受けるのを楽しみにしています。

 

ちなみに、今回買い求めたのはこちらです。

800ページ以上と分厚いですが、初学者の私にとっては

文体が比較的「とっつきやすい」と感じたこと、

興味のある分野ごとに抜粋して読めそうなことから決めました。

少しでも身になると良いのですが。

 

「これでいいのだ~」?

7月24日、よく晴れた日曜ですが、街中は普段よりも静かに感じる仙台です。

仕事場として愛用しているカフェが空いていることだけはありがたいですが、

全体的に、世の中がどんどん不穏になっていくのは喜べません。

不安要素は少ないほうが生きやすいのは、私だけではないはずです。

 

なかなか着地点を見つけられず悩んでいた仕事を一つ終わらせて、

ホッと一息つきました。

100点満点とは行かないものの、どうにか形にはできたと思います。

 

ライターという私の仕事には、間違いはあっても、明確な正解はありません。

SEOライティングやセールスライティングといった世界には

何らかの正解というか、成功法則のようなものはあるのかもしれませんが…。

「これを書いておけば大丈夫」という要件が決まっているわけではないので、

仕事を「終える」には、自分で自分の仕事にゴーサインを出す勇気が必要です。

(締め切りのために仕方なくこれで…という終わらせ方はできるだけ避けたいので)

 

自己肯定感があまり高くなく、中途半端に完璧主義のきらいがある私にとって、

仕事に「これでよし」と区切りをつけるのは毎回ドキドキなのですが、

いずれは「これでいいのだ~」くらいの気持ちでできるようになれば…

いや、それでクオリティと信頼を保てれば一番良いのですが、

まだまだ模索が続きそうです。

脱・正論の暴力

7月23日、激しい通り雨に驚かされましたが、もう晴れて暑い仙台です。

積み上がった仕事は思うように進まないまま、うだうだとしています。

 

歳の離れた友人から、込み入った内容のメールがありました。

このところ調子が思わしくないと聞いており、心配していたのですが、

精神的にもかなり参っているようでした。

 

どう返事を書いていいのか、迷うところです。

自分にも色々と思うところやそれなりの経験などもあり、

返事に書きたいことはいくつも浮かんできます。

ライターという仕事を選んでいるくらいなので、

論理的な返事をつらつらと書くことは難しくありません。

 

ただ、自分なりの答えを思うままに返すことが、

たとえロジカルな内容だったとしても、

悩んでいる友人のためになるとは思えませんでした。

 

私は、特にテキストでのやり取りの場で、

しばしば「正論の暴力」を振るいがちです。

最初のうちは相手のためを一生懸命考えているのですが、

そのうち「相手のことを思っている自分」の正しさに酔って、

自分の言いたいことを優先してしまうのだと思います。

結果的に長文でやり込める形となり、

相手を傷つけてコミュニケーション不全に陥るのです。

 

今回は何としても、いや今後他の一切の場面でも、

そんなコミュニケーションを取りたくないと思っています。

 

できる限り落ち着いて、返事を書きました。

私は少し、変われているのでしょうか。

状況一変

7月22日、いつの間にか金曜でした。

時折り強く雨の降る仙台です。大雨にならないよう降り止んでほしいですが…。

 

以前、今は「仕事の谷間」だと書いていたのですが、

ここ数日で一気に案件が動き出し、慌ただしくなってきました。

 

独立以来、スケジュールをゆったりと組んで仕事その他をしてきたので、

このところの状況の急激な変化に戸惑っているところです。

いや、喜んでお引き受けしているのは間違いないので、

私の責任以外の何者でもありませんが…今回はちょっと急でした。

 

来週は、個人的に大切な一日もあります。端的に言えば、喪に服す日です。

大きな落ち込みが予想され、前後のスケジュールは余裕を持たせよう…

と思っていたのですが、どうやらそうも行かない気がしてきました。

 

心身、特にメンタルの状態をどうコントロールするかが課題です。

 

せっかく好きな仕事をしているのですから、

自分を壊さないようにケアしながら、全ての締め切りをクリアしたいと思います。