在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

忘年会の情報処理

12月23日、師走大詰めの金曜は

雪まじりの強風が吹き荒れる仙台です。

 

昨日、一昨日と更新をスキップしてしまいました。

このところ日中は調子が良くても

夜間にメンタルがくだびれる、

という日が続きまして、

無理は控えて早めに寝ていたのでした。

 

昨日に至ってはお世話になっている先の

忘年会に呼んでいただいたのですが、

このご時世ですっかりご無沙汰になっていた

飲み会の喧騒に参ってしまい、

自分を壊して迷惑をかける前に退場しました。

 

昔から、ざわざわとした場所で複数人の話を

聞き分けながら、目上の人に敬意を払いつつ

年下の人が居心地を悪くしていないか気を遣う、

という「飲み会仕草」が非常に苦手です。

それでいて、宴席自体は大好きなので

最初から断るということはしないから

タチがよろしくありません。

 

アルコールが入っているのだから

細かいことは気にせず騒げば良いのかもしれませんが、

酒で働きが鈍った頭で、シラフの時と同じような

気遣いを考えてしまうので失敗します。

無理に座を盛り上げ、会話が満遍なく「周る」ように

差配しようとし、アルコールのせいで口は軽くなるものの、

意識はハッキリしているのでその都度激しく後悔し…。

完全に「情報処理」が追いつかなくなるのです。

 

特に20代の頃はひどいものでした。

 

最初は笑っていても、だんだん場の空気についていけなくなり、

訳がわからなくなって泣いてしまうこともしばしば。

大なり小なりしょっちゅうパニックを起こし、

本当にろくなものではありませんでしたね…。

 

誰からも求められていない過剰な気遣いで自滅し、

最終的には一番迷惑をかけるパターンです。

 

今回は、かなり早い時間帯に「不幸な結末」の

予感がしたので、少しずつ座の中心から下がりつつ、

最初に帰る方が出たタイミングに乗じて退場しました。

 

座が楽しい/楽しくない、座に馴染める/馴染めない、

といった問題ではなく、

ましてや「コミュニケーション能力」の欠如、

などという話でもありません。

 

単に私の聴覚・視覚その他の「情報処理」の

キャパシティを超えたというだけの話なので、

「仕方ないか〜」と割り切ることができたのは、

ここ最近の自分の成長を感じます。

(だいぶ遅きに失していますけれどね)

 

今の私にとって、

誰も喜ばない「無理」をしないということは、

飲み会に限らず人生における重要なテーマになりそうです。