在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

関係者ヅラ

9月26日、スッキリとした青空の広がる仙台です。

気温は高かったように思いますが汗ばむことはなく、

過ごしやすい時季のありがたさを実感しています。

 

今日は市内で取材を一つして、

その後は午睡の強烈な誘惑に耐えながら、

原稿の仕上げや次なる仕事の資料読み、

事前リサーチ等に費やしました。

あ、なんだか職業っぽいことをしていますね。

病んでいるばかりが仕事ではありません。

一応、名誉のために……?

 

 

ところで、かつての同級生が地元のラジオ番組に

ゲスト出演するというので聴きました。

 

仲は良かったと思うのですが、

所属していたコミュニティは別だったので、

卒業後、噂は耳にしつつ連絡を取るほどのものでもない、

という関係性です。それでも、私にとっては思い出深い

友人の一人でした。

 

番組HPにアップされた、自分の記憶とは少し隔たりのある

ビジュアルにそこそこ驚きながら、

あの頃と変わらない渋い声とお茶目なトークに安心し、

プロフェッショナルとしての誇りを感じる一言に痺れ、

全体を通してとても嬉しくなりました。

 

よく芸能人の方が、

「売れた瞬間、親戚が増えた」

「離れていた人が急にすり寄ってきた」

といったことをお話しになります。

 

「昔ふられた彼女から電話がかかってきた」

だとか、こんな歌もありますね。

透明人間

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  • provided courtesy of iTunes

 

本人からすれば、別に昔から仲が良かったわけでもなく、

つらい下積み時代に声を掛けてくれたわけでもないヤツに

「関係者ヅラ」をされるのは迷惑な話です。

今回書いている話もまた、その類のことなのだろうな、

と思います。

 

そうは思うのですが。

 

それはそれとして、

昔つながっていた人の名前を久しぶりに見て、

それぞれの道で元気に活躍しているのを知ると、

私はピュアに嬉しくなってしまいます。

名のある人とのつながりをアピールして

自己満足を得るだとか、それ以前の段階で、

ぴょんぴょん跳ねながら喜んでしまうのです。

 

別に自分や身内の話ではないし、

じゃあ自分はどうなのか?っていう話になれば

多少落ち込む恐れのある文脈ですが、

「知っている人の活躍を喜ぶ」というのは、

割と根本的でナチュラルな感情なのかもしれません。

ふられた彼女等の特殊な関係性は話が別でしょうが、

多くの人にとっては「ありがち」な反応なのでしょう。

 

だから…かつての同級生よ、ラジオで声を聴いて

ちょっと小躍りしてしまった上に、

こんな記事を書いている私をお許しください。

嬉しかったです。