『11ぴきのねこ』を訪ねて
8月24日、朝と夕方は晴れていた仙台です。
昼の様子を知らないのは、少し県外に
出かけていたからです。
仕事の谷間に心身の不調が重なり、
このまま漫然と過ごしていては
何も良いことが無いと考え、
私は北行きの新幹線に乗りました。
『11ぴきのねこ』という絵本シリーズなどで
知られる漫画家の馬場のぼるさん(1927〜2001)の
企画展を八戸市美術館で開催していると聞き、
幼少期に絵本の大ファンだった身としては
ぜひ観ておきたいと思っていたのです。
懐事情や情勢もあって遠慮していましたが、
精神衛生と天秤にかけて、出かけることに。
八戸市に向かう途中、
馬場さんの出身地である三戸町に立ち寄り、
ねこたちの像や絵があちこちで出迎える
町並みを散策しました。
小さな街をゆっくりと見て歩くのは
元々好きなのですが、思えば結構
久しぶりのことでした。
今回はあえてローカルの路線バスを使い、
沿線風景や地名など(バス停の名前でわかります)を
楽しみながらゆっくり1時間かけて移動。
八戸市では企画展を堪能するとともに、
活気のある中心街の散策も楽しむことができました。
結果的には(こういう時に限って)仕事の連絡が相次ぎ、
完全なオフタイムとはならなかったのですが、
仙台の日常から一歩離れて、
幼少期を思い出しながらほんわかした気持ちになれた、
良い日にできたと思います。
旅に出ると楽しい一方、何故か自己嫌悪に陥ることも
多いのですが、今のところ、メンタルには
プラスのほうが勝っているようです。
次に青森に行く時にはぜひ泊りがけで、
津軽地方も含めてゆっくりめぐりたいですね。