在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

仙台弁のシャワー

1月18日、徐々にではありますが寒波の忍び寄る

足音が聞こえてきたかもしれない仙台です。

週間天気予報が寒い方へ、寒い方へと

更新されている気がします。

冬は冬らしくと望んでいる私とて、

寒すぎるのは勘弁していただきたいものです。

 

今日は仕事を進めつつ、

途中で街の喫茶店に入って読書をするなど、

充実感の高い一日…かと思いきや、

業務上で少々悩ましい事態も発生し、

職業人生はままならないものだと思いました。

 

ままならないことはさて置き、

コーヒータイムはとても心地よいものでした。

何年かぶりに入る路地裏の小さな店で、

常連さんの楽しげな仙台弁のシャワーを浴びながら、

豊かな時間を過ごすことができました。

 

仙台弁と言っても、他県の方にはなかなか

イメージしにくいかもしれません。

若い世代の仙台出身者の多くは、

「自分は訛っていない」

「東京の人と変わらない話し方をしている」

と信じ込んでいると思います。

東北では、青森や秋田の濃厚な方言世界の陰に

隠れてしまっていますね。

 

それでも、

何度か他県での生活を経験した身としては、

仙台の人々にも独特の訛り(話し方のクセ)が

今なお根強く受け継がれているのは間違いないと

思っています。「ンだから」、「だっちゃ」などの

語彙というよりは、アクセントでしょうか。

仙台は進学や就職で東北・全国各地から人が

集まる街なので、純粋な仙台弁の残存率は

高くないかもしれませんが、地場企業や高校など、

「地元民」の純度が高いコミュニティーでは、

かなり自然な形で使われているはずです。

 

今日お邪魔した喫茶店は年齢層が比較的高めだったので、

リズミカルでピュアな仙台弁を浴びることができました。

 

さて、

お店の雰囲気からして老舗なのだとばかり思っていたら、

オープンから5年ほどとのこと。

街の小さな喫茶店には厳しい時代だと感じますが、

ぜひ積極的に通うことで応援したいと思います。

 

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