在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

フッ軽VS非常ブレーキ

11月22日、穏やかに晴れていた仙台です。

道端の温度計は17度を表示していました。

それでも来月初旬には雪の便りがありそうで、

季節は確実に進んでいます。

 

今日は朝イチで散髪をし、

スッキリした頭で仕事を進める魂胆でした。

ところが、優先順位の低い業務を

「気分転換」のつもりで先に始めたところ、

存外に捗ってしまいました。

 

それはそれで悪いことではないのですが、

優先順位の高い仕事を進めないまま

「やった感」を得てしまったのが失敗です。

朝起きた時に目論んでいたタスク消化は、

明日に積み残しとなりました。

 

こんな調子でモヤモヤしていると、

余計なことも考えます。

真面目な調べ事から派生して、

新しい「案件」は無いかと検索の海に

迷い込むと、「これはアリなのでは!」と

思う条件の募集があったりするものです。

 

「泳げ!たいやきくん」の前にぶら下がった

美味しそうな餌(釣り針)そのものですね。

 

このところの情緒不安定により、

収入面など普段見て見ぬ振りをしている

不安が表面化しています。

すぐにでも新たなキャッシュポイントに

食いつきたくなり、実際にもう少しで

募集元にコンタクトを取ろうとしたのですが、

「いや、待てよ」とも思ったのです。

 

不安に駆られている時の

「新しいこと」ほど、

危ういものは無いぞ…と。

 

昔からメンタルがぐらつくと

衝動的になり、行動力が数倍になるのと

引き換えに冷静な判断力が何分の一かに

ガクンと低下します。

今まで何度無理なチャレンジに乗り出し、

後悔をしてきたことか。

 

今回は脱線寸前のところで

心の非常ブレーキが働いてくれました。

 

行動力や瞬発力のある人が礼賛され、

フットワークが軽いことは

一部の場合を除いて褒め言葉ではありますが、

「今だ!」と思った時にすぐ行動に移すのを

「我慢」して冷静に立ち止まることもまた、

社会生活を営む上では必要な能力なのではと、

改めて思わされます。

 

フットワークの軽さ自体は

自分の長所だと思っている節もありますが、

冷静な判断を欠いた「思いつき」は、

行動力のうちに入れないほうが良さそうです。