在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

あの頃の自分へ

10月3日、少しずつ雲の増えてきた仙台です。

ひんやりとした風も吹いてきて、

天気予報も明らかに下り坂。

これから季節が一気に進みそうですね。

 

今日は月初めの週明けなので、

色々とやることも多く、何かと慌ただしく過ごしました。

 

世間的には「内定式」ラッシュとのこと。

街中ではリクルートスーツ姿の人たちを

多く見かけましたが、自分にもそんな時代が

ウン年前にあったとは、もはや信じられないのでした。

思えば遠くへ来たもんだ、ですね…。

 

今にしてなってみれば、学生時代の就職活動は一体

何だったのだろうと思うことばかりです。

 

不安を煽られ、期日に追い立てられて、

自分の本当に望む道はどこにあるのかを

冷静に考える余裕も無いまま、

ただただ傷ついていたような気がします。

 

結果的にご縁があった入社先には今も感謝しかないですし、

得難いものを得られたことには間違いありません。

 

その一方で、社会人になってから、

当時の就職情報サイトでは見つけられなかった

数多くの選択肢(生き方)を知ることになり、

かつての自分は何て小さな世界で溺れていたのだろう…

と、切なくもなるのでした。

 

今、私はそんなことを思いながら、

地元企業を中心とした採用情報のライティングに

携わらせていただいています。

春からこれまで、15社ほどの方にお話を伺いました。

毎回とても興味深い発見があり、

知的好奇心がくすぐられる楽しい時間です。

さて、肝心の「ちゃんと書けているか」は、

どうでしょうか。うーん…。

 

ただ、

かつては見つけることができなかった、

十人十色の働き方、仕事の喜び、生きる選択肢を

あの頃の自分に教えてあげるような気持ちで

なるべく丁寧に言葉を選び、書いています。

 

内定式の先に続くレールからは外れた今ですが、

これはこれで、「仕事」だと思うのです。