在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

『時代おくれ』になれなくて

9月20日、台風の吹き返しで一気に

肌寒くなった仙台です。

空気をごっそり入れ替えて去った証なのか、

夕暮れは空が黄金に輝いて見事でした。

 

今日は台風による気圧低下のせいか

イマイチ体調の優れない感覚はありましたが、

締め切りラッシュは一山を乗り切り、

新規の取材も順調に行えたと思います。

 

ただ、取材(インタビュー)に関して言えば、

反省しなければならない点もありました。

先方が緊張されているように感じたので、

場を温めようと思うあまり、

ややテンションを高くし過ぎた気がします。

 

基本的には明るく楽しく話せる雰囲気を

作りたいと思っているのですが、

それは相手を思う気持ちもありつつ

聞き手たる私の都合のウエイトもまた高く、

結局は後でアウトプットする時に

困らないためにもがいているだけかもしれません。

 

と、考えれば、無闇矢鱈にテンションを上げて

ぼんやりと後悔する取材をしてしまうのは、

少なからずアウトプットへの不安が原因にありそうです。

自分のコンディション不良なのか、

業界研究といった準備の不足なのか…、

今日の場合は両方だったようにも思います、

 

理想としてはインタビュアーとして前に出ず、

誠実な聞き手に徹したいと理想を描いているものの、

まだまだ至らぬところが多いようです。

 

河島英五さんの名曲『時代おくれ』の境地には、

いつたどり着けるのでしょうか。

 

目立たぬように はしゃがぬように

似合わぬことは無理をせず

人の心を見つめつづける

時代おくれの男になりたい

(作詞・阿久悠