在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

必須栄養素

9月13日、夏が戻ってきたような仙台でした。

茶店でアイスコーヒーを頼んでしまう日和は

いつまで続くのでしょうか。

 

今日はネットでゆるやかなつながりのある方と

お会いして、趣味の話などしながら街を歩きました。

 

私は趣味というものがとても希薄なことに

後ろめたさと物足りなさを感じているのですが、

さすがに同好の士(先方のほうが遥かに「濃い」)と

会えば、何だかんだで話は弾むものです。

 

これだけ笑顔でいられたのは

いつぶりのことだったろうかと思うほど、

とても楽しい時間を過ごすことができました。

 

趣味の領域から遠ざかっていたので

知識も曖昧になり「うろ覚え」のままコミュニケーションを

取ってしまった場面も多かったのですが、

それもまた自分の現実ということで、

先方が悪く思っていないのならば良いかなと思います。

ちょっと恥ずかしいですけれども…。

 

駅で先方を見送った後、

心の中で長らく空白だった部分が満たされたような、

不思議な感覚がありました。

 

自分の興味を持てること、かつ仕事とは関係の無い

純粋に遊びの分野をこれほど遠慮なく楽しめる、

そんな自分に驚かされるとともに、

生きていく上で遊びがいかに大事なのか、

「必須栄養素」のようなものだったのかを

改めて実感させられた次第です。

 

もちろん先方のお人柄のおかげなのですが、

自分もまだまだ楽しむ余地があることにも

気づくことができました。

 

たとえ何の役に立たなくてもいいから、

少しは難しいことを忘れて

ピュアに楽しめる時間を大切にしたいですね。

 

神奈川県の路線図を見ながら、しみじみする夜です。