在仙ライター生きていく日記

「きれいごと」と言われても。

ディスカバー近所

11月9日、雲が多いながら暖かかった仙台です。

昨夜の皆既月食に続き、今夜の満月も見事なものですね。

手元のスマホや迫る締め切りをはじめ、

近いところばかりに焦点を当てがちな現代ですから、

時には遠くまで視線を向けるタイミングを意識的に

作ったほうが良いのかもしれません。

 

今日は仕事で松島町の方面へ。

仕事場は山のほうでしたが、日本三景で知られる

松島海岸を通ってみると、水曜にも関わらず

多くの人で賑わっていました。

観光客が戻ってきたことに安心するとともに、

あっ、松島ってすごい観光地だったんだな…と

改めて気付かされるのでした。

 

身近な観光地であったとしても、

普段の行動圏からは見えにくいところにあると

普段の様子は案外分からないものです。

共通点の多い観光地で言えば、

広島の人にとっての宮島もそんな感じなのでしょうか。

100万都市の郊外、日本三景、穏やかな海、牡蠣…

色々と親近感がありますが、どうなのでしょう。

 

…などと思っていたら、瀬戸内海辺りの雰囲気が

恋しくなってきました。

 

去年の今頃は、何とも言えない経緯をたどった

ひょんな事から、愛媛県を旅していたのです。

広島から海を挟んで反対側ですね。

 

日本国内には好きな地域がたくさんありますが、

中でも愛媛の風土は上位に入ると思います。

穏やかな瀬戸内海と、みかん畑、落ち着いていながらも

活気と風格を感じる街並みの数々…… 

方言や言い回しも愛らしいものがありました。

できるだけ長く滞在していたかったですね。

 

この間、関西(主に滋賀と奈良)から

戻ってきたばかりなので、当分の間、

西日本に行くことは無いと思います。

それよりも、

松島のように身近でありながら

あまり詳しくないスポットを再発見するのも

遠くに行くことと同じくらい好きなので、

地元探訪に力を入れたいところです。

 

JR西日本のキャッチコピーは

「ディスカバー・ウエスト」でしたが、

私のやるべきは「ディスカバー近所」ですね。

トンネルを抜けるとそこは

11月8日、しぐれる時間もありましたが

基本的にはよく晴れていた仙台です。

 

皆既月食もよく見えました。撮影を試みましたが、

手持ちの機材では、いや我が腕前では到底、

美しさを残せるわけもありませんでした。

こういうことは、腕のある人たちに

任せたほうが良いのです。

 

今日は市の西部に行き、その後は

中心部に舞い戻って仕事を進めました。

 

中心部から西部に行くには、

クルマだと「仙台西道路」の長いトンネルを

抜けるのが最短経路です。

別に何度も通っている道ではあるのですが、

山岳トンネルを抜けていくだけで何となく

非日常感を覚えます。東北自動車道

仙台宮城インターに続く道だから、ということも

お出かけ気分を盛り上げるのでしょうか。

 

これは余計な話ですが、

逆方向、西のほうから中心部に出てくると、

真っ先に「ラーメン二郎」が見えます。

遠方から高速バスなどで仙台に戻ってきた時、

ああ…帰ってきたなと実感させられる光景です。

私は二郎、苦手ですが。

 

goo.gl

 

ローカルな話を続けて恐縮です。

仙台の中心部から郊外へ続くトンネルにはもう一つ、

「北山トンネル」というのもあります。

 

goo.gl

 

15年ほど前に開通し、泉パークタウンをはじめとする

北西部の住宅団地へとまっすぐ伸びる幹線道路ですが、

私の場合、こちらのトンネルでは非日常感や高揚感は

それほど湧きません。

前者に比べて距離が短く、中心部から来る時には

山を抜けるというよりは地下を潜る雰囲気が強い、

ということもあるのでしょうか。

 

そしてこれは本当に個人的な事情ですが、

数年前には、北山トンネルをワクワクしながら

通り抜けていた時期がありました。

トンネルを抜けた先に、

何にも代えがたいワクワクの対象が待っていて、

まさに暗闇の向こう側に光があったのですが、

今はもう、状況は一変してしまいました。

 

むしろ、今、北山トンネルを通る時には

その頃の感情を思い出さないようにしています。

沿線に何の恨みがあるわけではないのですが、

どうしてもつらくなってしまうので。

 

トンネルというのは不思議な空間です。

川端康成の「国境の長いトンネルを抜けると…」を

引用するまでもありませんが、

特に雰囲気の異なる土地どうしをつなぐトンネルは、

物語性を帯びやすいように思います。

月がきれいですね

11月7日、まるい月の輝く仙台です。

明日は皆既月食なのですね。

天気は少しぐずつく予報のようですが、

次第に晴れてくるとの見方もあり、

どうにか拝むことができそうです。

 

週の初めはいつもバタバタします。

今日も今日とて、午前中から昼にかけては

順調だったものの、集中力の衰えていく

夕方になって色々と慌ただしくなり、

ヤバいなあと思いながら夜更けです。

 

取材の予定こそ少なめなものの、

その分の時間を使い、腰を据えて

取り組む必要のある作業があります。

 

救いは、相変わらず仕事は楽しい、

ということです。

不安要素を挙げればキリがありませんが

(収入とか売上とか生活とか)、

いわゆる産みの苦しみも含めて、

生き生きとPCに向かえているうちは

何とかなるような気がしています。

 

月がきれいですね。

今のところ、愛を語る相手は原稿です。

はあ。

 

堅実に

11月6日、雲の多かった仙台です。

街中の人手は日曜にしては控えめだった気がしますが、

このところ一気にクリスマス関係の装飾が増えて、

嫌でも年の瀬ムードを感じます。

 

今日は家の片付けと買い物、領収書の整理などをし、

いくらか原稿も勧めて、

比較的堅実に過ごしました。

今日の日記もノーマルな振り返りにしようと思います。

 

昨日転んで打った膝小僧は「青タン」ができ、

痛みはほとんどないものの、

膝を出すファッションを志向しない人間で

良かったと思う程度の見た目です。

(若い人の間では、この秋〜冬は膝を出すのが

流行っているのでしょうか。普通に寒そう…)

 

夜は酒屋さんオススメの日本酒を飲みました。

岩手県紫波町の「月の輪」という銘柄です。

スッキリとした辛口で、身体にもやさしく、

ぜひリピートしたいと思います。

 

週明けからは、また一段階ギアを上げて

取り組まねばならない仕事が山積みですが、

週末には再び県外脱出の予定もあるので

(今度は近場ですが)

悔いを残さないように頑張りたいと思います。

メンタルの落ち込みもいくらか回復してきました。

 

あとは足元に気をつけるだけですね。

一歩一歩、堅実に。

Fallにfall

11月5日、しぐれ模様の仙台でした。

山沿いに黒い雲が横たわり、冷たい雨の落ちてくる感じは

まさに秋の終盤、冬の始まりを感じさせます。

昨日まで温暖な近畿地方にいたので、なおのこと

ギャップを感じてしまいますね…。

 

こんな天気の日というのは、必然的にメンタルも落ちます。

今日は仕事の用足しに仙台の北西部に行きましたが、

用を済ませてから何とも言えない憂うつな気分になり、

結果的に、少し泣くなどしました。

 

一応、仕事も進めてはみたのですが、

どうにも気分が落ち着かず、日が暮れてからも

なかなか帰宅する気になれないまま、

広い公園をぐるぐると。

 

そこで、タイトルを回収する出来事が起きます。

すっかり辺りが暗くなった公園をうろついていましたが、

さすがにそろそろ不審者疑いで通報されかねないと、

そっちの意味で不安になり始めたのでした。

 

自宅から距離のある公園だったこともあって、

早く退散しようと小走りで出口を目指したところ、

小さな上り階段の最後の段差に引っかかり、

ずしゃっと転んでしまいました。

 

以前の記事で、

「精神的に不安定になると転びたくなる」旨を

書いていますが、今回はその気持ちが多少あったにせよ、

割と「素」で転んだほうです。

コンクリートの地面に両膝で着地し、

それなりの痛みを感じました。

誰にも見られていなければ良いのですが。

 

擦りむいた感覚があったので、

帰宅後に膝を確かめると、

厚手のデニムに守られていたおかげか、

出血もせず、かすり傷で済みました。

小さなコブはできたので、しばらくは

痛むかもしれませんが、その程度です。

 

子どもの頃に学校で転んで、

「ぜったい血が出てる!」と半泣きになり

保健室に行く気満々でズボンをまくると、

少し赤くなっているだけで、何だか

損した気分になったのを思い出しました。

 

とは言えもう身体は若くないので、

一歩間違えれば捻挫や骨折というリスクもありますし、

ほどほどに気をつけなければならないと思います。

 

秋(fall)に転ぶ(fall)とはこれいかに。

などと一人で笑っているうちが華かもしれません。

関西から戻りました

11月4日、きりりと冷えてきた仙台です。

 

関西地方の友人を訪ねる旅から

戻ってきました。

 

とても充実した旅となり、

しっかりと英気を養えたと思います。

今日は琵琶湖をのぞむ銭湯を楽しみました。

 

明日からは仕事、仕事の日々を

再開することになりそうです。

どちらにしても、

ありがたいことですよね。

 

しっかり眠って体力を回復し、

これからに備えたいと思います。

文化的休日

11月3日、出先の関西地方は晴れでした。

今日は関西在住の友人と、奈良市を観光してきました。

朝早めに入ったので、午前中は割とのんびり

散策することができたのですが、そこは祝日です。

昼頃からは物凄い人手になり、古都の風情はどこへやら。

お互い無理をしないようにと、早々に退散しました。

 

ただ、「文化の日」にふさわしく、

多くの文化財をじっくりと味わうことができ、満足です。

歴史的建造物や仏像などは、この歳になってからの方が

深く心に染み入りますね。

 

 

早朝に一部の原稿を進めた以外は、

完全に休日としてしまったため、懸念通り、

仕事がやや停滞気味になっています。

明日は仙台に戻りますが、金曜ということもあるので、

帰路につく前に何かしらの目処はつけたいところです。

どうなることやらですが…。